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北井 一夫

ドイツ表現派紀行

 

2023年5月19日(金) ー 6月24日(土)

ドイツ 東ベルリン  1979年

​会場:ZEIT-FOTO kunitachi   access

開場:金  :15:00 ー 20:00

   土/日:11:00 ー 18:00  

   

定休:月・祝日6/11(日)6/18(日) はお休み

 

※ 火・水・木曜日はアポイントメントのみ

 

 

本展は Kunitachi Art Center 2023 に参加しています。

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ミュンヘン 1979年

この度、ZEIT-FOTO Kunitachiでは北井一夫「ドイツ表現派紀行」展を開催いたします。1979年から1980年にかけて二度、合わせて4ヶ月間の撮影紀行で撮影された中から厳選した約60点を展示します。

「写真は、被写体と定着した写真が不安定なまま、定まった価値観をもたずに揺れ続けているものだと考えている」 ― 北井一夫 

 

ところが、『アサヒカメラ』で人気シリーズとなった「村へ」が連載3年目を迎えた1976年の秋頃、北井自身が自分の考えに自信が持てなくなっていました。その原因は、いつの間にか撮影のコツ、自分のスタイルが出来上がってしまっていることに気がついたためでした。同年、北井一夫は第一回木村伊兵衛写真賞を受賞しています。彼は頂点にいながら迷いを抱えていたのです。

 

この「ドイツ表現派紀行」は、まさに北井一夫が「村へ」の次に何をすれば良いか、ZEIT-FOTO SALONの創業者石原悦郎に相談を持ちかけたことにはじまります。撮影した写真を発表すると、たちまち世間は期待外れだと批判をし、連載も打ち切りの形で幕を下ろします。

 

さて、当時そこまで物議を醸した本作とは一体どんな作品なのでしょうか? そこに映るのは、うごめくようなドイツ表現派建築の数々と、その空間に息づく人々といった生々しい存在たちです。発表時の反応がむしろ不思議に思えるほど、それら1枚1枚は北井一夫の独特の距離感で捉えられており、どうやっても北井作品以外の何ものでもないものとして映ります。このことは、まさに本作が「定まった価値観をもたずに揺れ続け」てきた証左に他なりません。撮影から40年以上の時を経て、今年新たに編まれた写真集『ドイツ表現派紀行』(PCT刊)に寄せて、北井一夫は次のように述べます。「ここまで到達するのに必要な時だったのかもしれない」。作家の長きに渡る活動の過渡期に位置付けられる本作を、ぜひご覧ください。

写真集刊行のお知らせ

北井一夫『ドイツ表現派紀行』がこのほどPCTより刊行されました。

詳細はこちら

会場にてサイン本を販売しております

■北井一夫 写真集『ドイツ表現派紀行』

発行:2023年4月20日 第1版第1刷

価格:4,000円+税

発行:PCT

88ページ / 200 × 200mm / モノクロ / ハードカバー

ISBN: 978-4-910646-02-2 C0072

関連イベント  ( 要予約 )

6 / 10 (土) 15:00 ー 17:00

トークイベント  

北井 一夫 x 石井 仁志 20世紀メディア評論 )x 鈴木 利佳 ( ツァイト・フォト )

参加費  :  2,000 円

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6 / 10 (土) 18:00 ー 

SP レコード鑑賞会

『音楽閑話 SP レコードの世界観』
ナビゲーター : 石井 仁志   ( 20 世紀メディア評論 )


参加費  :  5,000 円   (ドリンク・お食事付)

※ トークと SP 鑑賞会の両方をご参加の場合は合わせて 5,000 円とします

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